スキー場トレキャン泊のリハーサル
ミックさん家はこの冬を「スノーボード強化シーズン」と決めましたので、スキー場オープン前に現地視察を兼ねてトレキャン泊のリハーサルに行ってきたよ!
それにしても、今年はまったく釣りに行ってませんね(汗)今回もキャンピングトレーラー関連の話題になりますので、よろしくお付き合いください。
今回のリハーサルで確認しておきたいのは次の4点
- 車中泊スポットの確認
- トレキャンのギャレー(調理スペース)で簡単な調理
- トレキャンのトイレで用を足す
- 氷点下環境での居住性チェック
納車以来ほとんど使っていないギャレーと、未だノータッチエリア「トレキャンのトイレ」を使って、周辺になんの施設もない駐車スペースで一晩を過ごすという、まさにスタンドアローンなトレキャン泊を体験してみる所存です。
スノーシーズン本格始動に向けたテストトリップ!めちゃ楽しみです!
なお、今回は妻のび太は仕事のシフトの都合で不参加。代りに立ち寄り湯の人員配置を配慮して、近所に住む長女の仲良しさんに同行を依頼。
ミック+5歳♂ペアと、長女9歳+仲良し10歳♀ペアで温泉を楽しむというオプション付き。さぁ出かけましょう!
当日は15時30分に仕事を終い、準備が整って家を出たのが16時30分ごろでした。
トレキャンのトイレを使う予定なので、それなりの準備をしていくんだけど、これに手間取ってかなりのタイムロス!
洗浄水に添加剤「Dometic エクストラケア」を
ブラックタンクに消臭剤「Dometic パワーケア」をそれぞれ投入して水で希釈するだけですが、何事も初めてというのは手際が悪いもんですね。
子供たちの「クサイ!クサイ!」「おえぇぇ…!」というオーバーリアクションを背中に淡々とトイレを使う準備を済ませ
前夜に仕込んでおいた夕食用のチキンカレー(バーモント甘口)と
ガスコンロで使える炊飯鍋、さらに晩酌用のアルコール類をクーラーボックスに突っ込んでヘッド車に積載
冷蔵庫には予め水に浸けておいた米を蓋付きの容器に入れて持っていきます。
はい、夕飯は炊きたてのご飯でカレーを振る舞う予定。ガスでおいしい米が炊ければ、食事の選択肢がかなり増やせます!
次にギャレーで使う水道水を予め補給しておきます。どれだけ使うか想像がつかないので、ベッド下に設置してある上水タンクに2/3程度給水。
タンクのキャップと底の栓が閉まっている事が確認できたら
車外の吸水口にホースを突っ込んで蛇口をひねるだけ。
急いで自分の着替えを準備してトレーラーを連結、子供たちのお尻を叩きつつ…なんとか日没前にバタバタと出発する事ができました。
途中、ネットで調べた駐車場に余裕がありそうなスーパーに立ち寄り、飲料水やカップ麺、おいしそうな惣菜と朝食のパンなんかを買い足して…
今回の目的地「新見千屋温泉 いぶきの里」に到着したのが19時ジャスト。
自宅を出発して2時間30分の道程でした。思ってたより時間がかかった印象。
シーズン中は日没までには現地入りしたいので、さらに雪道走行になる事を考慮すれば遅くても15時には自宅を出られるようにしなければいけないですね…
新見千屋温泉でのんびり、からの、無料駐車場に移動!
他と比べられるほど温泉経験値は高くないのですが、個人的にはいつ来ても気持ちのいいお風呂です。40度(41度だっけ?)から45度設定まで4段階の温度の違う湯船+露天風呂があり、全部制覇する頃には若干のぼせ気味になります。
サウナ・水風呂もありますのでお好きな方はどうぞ。なお先日のミーティングで「ミック家の温泉タイムは40分間」と決まりましたのでこれに従います。
さて、千屋温泉でゆっくり手足を伸ばした後は、今回のリハーサルで確認したいことの一つ「トレキャンギャレーでの調理」ですが…
と、その前に…さすがに千屋温泉の駐車場では泊まれないので、いぶきの里スキー場の無料駐車場に移動したのですが、180号線から駐車場に下る道に入った途端…これが予想以上に暗いのなんの!もう真っ暗!!闇!!
遠くポツ~ンと自販機の灯りがありますが、駐車区画を示す白線自体がかなり薄くなっている事もあり、ヘッドライトだけじゃどこにどう駐車すればいいのかよくわからない始末。
少し悩んだ挙句(まあ今日はまだスキー場はオープンしてないし、少しぐらい横柄な感じに停めてあっても迷惑にならんかな?)って感じで記憶とグーグルマップ(航空写真version)と勘を頼りに駐車。ただ、なんかトラブった時にはすぐ移動できるように、ジャッキやアウトリガーは使わず設置。
とりあえず今夜はココを野営地とします。
(ちなみに「いぶきの里スキー場」と「千屋温泉」は、近くにあるだけで運営母体は関係ないので、スキー場の利用客は温泉の駐車場は使っちゃダメだよ!)
初めてのギャレー調理
トレキャン泊スポットも確認できましたので、いよいよ夕食に準備にとりかかります。まずは「ガスコンロ用炊飯鍋」に米を入れて火にかけます。
が、12月で外気温が低かったせいで、冷蔵庫に入れていた蓋付き容器の中で1/5ほど中身が凍っていましたw
氷漬けの米を火にかけている間に昨夜仕込んだカレーを温めます。
鍋の大きさと、熱源の集中を警戒して左右のコンロで炊飯用、カレー温め用と分けてみましたが…そんな配慮はいらないのかな?
ガスコンロで米を炊いたのは初めてでしたが、火加減適当でも上手く炊けました。
途中のスーパーで買った惣菜とカレーでディナータイム!
トレキャンのダイニングはあまり広くは無いので、今回は茶碗でカレー。惣菜は買ってきたトレーのまま。いつも通り「オシャレ感」とは無縁のミック家(汗)
長男が配膳中のカレー皿にヘディングかまして、ソファーの上にカレーをぶちまけるアクシデントも発生しましたが
「どうせ子供が汚すんだから」って割り切って選んだ中古トレーラーなんで「ゴルァ!(。-`ω-)」と一喝しただけでおとがめなし。
子供達も楽しんでたし、カレーも美味しかったし、あー面白かった。
ここで今回仲間はずれになっていたのび太(妻)から着信が。
その場の全員が「どう?楽しんでる?」的な内容だと思ってスマホをスピーカー出にして明るいトーンで応答してみると…
「なあ💢家の鍵は⁈」といきなりキレモード
はっ!そういえば!
バタバタして出発したから、いつも外に隠してある子供とのび太が共用している玄関の鍵を家の中に入れたまま施錠して来てしまったらしい。
「すまん…妹の家にでも泊めてもらって、なんとか生き延びてくだ(プッ)」
無言で切られた。ヤバい、相当キレとる(汗)
ギャレーからの排水は何処へ?
フォローのLINEを送っておいたら、気を取り直してトレキャン泊を楽しみます。(けっこう気持ちの切り替えが上手なタイプw)
使った食器を洗おうと流しに入れ、水栓を開こうとしたときにふと気になった。
「ここの排水ってどこに行くの?」
まさかそのまま車外に垂れ流し…ってこたぁ無いよね?一時的にどこかに排水を溜めるようなタンクがあって、自宅に帰ってからダンプ?
ん?そういえばフロントのストレージに「グレータンク」が収納してあったということは…どこかの排水出口にタンクをセットして貯留→どこかにダンプ!って事ですよね?
闇夜でグレータンクをセットするのも面倒くさいし、外けっこう寒いし…だからといって排水垂れ流し(おそらく)ってマナー違反はもってのほか!
という事で「食器は洗わない」という結論に至りましたw
ペーパータオルで大まかに汚れを拭いて流しに重ねるだけにしました。どうしても再利用しなければいけないコップ類は、少量の水で洗いペーパータオに水分を吸い取らせて燃えるゴミとして処理しました。
今後もシャワーは使わないとして、ギャレーからの少量の排水はグレータンクで受けるのではなくどこかに一時的でも貯留できるようにしたいですねぇ。
初めてトレキャン内のトイレを使う!
食べて飲んだら何やら催してきました(笑)そう!いよいよトイレを使う時がやってきたのです!
事前に調べた感じでは「できるだけ便器を汚さないように配慮する」のがポイントみたいですな。
まずはミックさん、自分で「小」をしてみる。ネットで得た情報を頼りに、まずは洗浄液を貯めようとトイレ内を見回すが、タンクに圧力を加えるようなポンプは見当たらない。
レバーを動かしてみると「ガポン!」と音がして便器の底蓋が開いてブラックタンクの内部らしきところが見えた。
ほう。
次にボタンになってそうな青いマークを押すといきなり洗浄水が「ジョッ!」っと流れでてきた。
電動かよ!…思わず「ウオッ!」って声が出ましたがなw
で、座って用を足す。成人の普通量を排泄したつもりで、後に目視で確認。思ったより便器内に溜まっている感じ。
で、底蓋をオープンするレバーで「ガポン!」とブラックタンクにオシッコさんさようなら。
事後にもう一度洗浄液を「ジョッ!」として便器内を洗っておきます。
(このまま貯めといたら臭いブロックできてイイのかなぁ?)
って考えたんだけど、ん〜、なんかやっぱり「ガポン!」とブラックタンクに捨てちゃいました。
よし!だいたいわかった。ネット情報に自分の経験を上乗せしてトレキャンのカセットトイレの使い方を子供たちにレクチャー。
洗浄水を少し溜めること、トイレットペーパーを敷いてから用を足すことなどを念を押しておきます。
次いで長男5歳がオシッコ。自分で洗浄水を出そうとするけどボタンを押すコツが掴めなくて四苦八苦。何度かチャレンジして上手くいったみたい。無事排泄して終了。
他のトレキャンのカセットトイレも似たようなサイズだと思いますが、一般的な日本の住宅用の便器に比べると若干便座の座面が高いように思います。
子供はもともと足元が宙ぶらりんなので逆に違和感なかったみたいです。
ただ、トイレの照明がこの位置でスイッチも同じく。10歳ぐらいまでは大人がスイッチ操作してあげなければいけないですね。
それも使用後のトイレチェックを兼ねると思えば不便な事では無いのかもしれません。
ともあれ「トレキャンのトイレで排泄」ミッションクリアです!
外気温氷点下でトレキャン泊は快適なのか?!
子供たちはフロントの常設ベッドで仲良く動画を見ていると思ったらいつの間にやら寝落ちしてました(笑)
Siriに尋ねたところ就寝時の外気温は5℃とのこと
FFヒーターのダイヤルを「5」にして横になります。長女と友人はフロントダブルで、ミックさんと長男はリアダイネットをベッド展開して就寝。
早朝4時に目が覚めたら、その後しばらく目が冴えて眠れない(初老の「あるある」ですな)
トレキャン内の環境はかなり快適だったけど、若干暑く思ったのでヒーターのダイヤルを「2」に設定。この日は乾燥も少なく湿度もそれなりにあるんじゃないか?って印象。
明け方になりTシャツ1枚では肌寒く感じたので、起床時にトレキャン内を暖かくしといてやろうと再び「5」に。
その後フロントダブルベッド組が目を覚ましたので「寒くなかったか?」聞いてみたら、口をそろえて「暑かった」と答える。
試しにフロントダブルに乗ってみると、確かにこっちは暑いぐらい室温が上がっているみたい。
対流式の暖房器具なんで、狭いトレキャン内とはいえ、エリアによって暖かい空気が留まる度合いに違いがあるようです。
Siriによれば当日の最低気温はマイナス1℃。厳寒期のスノーシーズンでもマイナス3℃程度なんで、よほどのことがない限り「眠れないほど寒い!」って状況は無さそうです。
この日は帰りの道中にある大型遊具のある公園でしばらく遊んで帰路に着きました。
とりあえずリハーサルで確かめたかった項目は一通りクリアできました!ギャレーの排水問題など完璧な状態ではありませんが、本番までにいくつか手を入れたいことも見つかりましたので良しとします!
いよいよスキー場がオープン!待ちに待った「トレキャン泊&スノボ」
2週間後、急遽予定を変更して再び千屋温泉にやってきました。
いぶきの里スキー場がオープンしたとの情報をゲットしたので、本命は子供達のスノボデビューです!
自宅を16時に出発。千屋温泉着が19時と前回同様。今回はのび太(妻)も同行。ですが、翌日の仕事のシフトで次の日12時には帰路につく予定です。
※画像は翌朝に撮影したものです。
これがしたかったんですよ!トレキャン牽いてスノボ!
たかが県内のスキー場行くだけなのになんて大げさな(笑)道路を走っていても、周りの人の好奇の羨望の眼差しが堪りませんw
まずは温泉を楽しみ、その後スキー場の無料駐車場に移動。前回の記憶を頼りにヘッド車+トレキャン=11メーターを駐車区画に納めます。
ジャッキとアウトリガーでトレーラーを安定させたらさっそくダイネットでディナータイム。
途中に立ち寄ったスーパーで買った惣菜が中心ですが、この日の夕飯担当のび太(やや天然)がなぜかギャレーで天ぷらを揚げはじめる(汗)
「だって今夜は天ぷらの予定だったから」
だからってトレキャン内で揚げ物ってアナタ。
車内に充満する油の匂い(笑)
まぁ子供が喜んでるからいいとするか。
いつものように飲んで食べて、ダイネットを片付けた後に「家族でゲームでもする?」って言いかけた時…
「じゃ、おやすみー(のび太)」
なんと早々に就寝宣言!
1人フロント常設ベッドに消えていきました。
やむなく残された3人もダイネットをベッドモードに変えてまったりモード。
なんか就寝人数の配分に納得がいかないが、のび太に翌朝あれこれ文句を言われるのも気分が悪いので川の字で就寝。
もちろんFFヒーターはON!
翌朝はおそらく氷点下で、ヘッド車は凍ってましたが…トレキャン内は毎度のことながらTシャツで過ごせるぐらいの室温。本来なら快適に寝られるはずが、5歳が川の字を崩しまくるので寝姿勢が安定せず少々不眠気味のミックさん。
大人って子供を避ける姿勢を探して寝ようとするのに、子供って自分のなりたい寝姿をジャマするモノ(この場合ミックさんの体)は手足を使って排除しようとするのな。寝ながら殴る蹴るの暴行を受けた感じだった(汗)
朝食は車中泊なのに「トースト&目玉焼き」でちょっとリゾートイメージ(いつもはご飯とみそ汁なんで…)
7時ごろからぽつぽつスキー場着してきたおそらく早朝出発組のクルマを車窓越しに眺めながらコーヒーをいただきます。いいな、この時間。
8時15分のシャトルバスに乗れるように身支度を整えます。いつもなら寒い車外で身支度するのが当たり前ですが、この日はもちろん暖かいトレキャンの中でw
しかも大人が直立できる天井高がありますので、何の制限もなく着替えができるってかなり快適です。
それでは、子供たちのスノボデビューの様子はコチラでお話しするとして…今回も「トレキャン最高!」ってことでおしまいです(笑)
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