完結編のアップが遅くなり申し訳ありません(-“-;)
実はのび太(妻)が例の感染症にかかってしまい…トレキャンに完全隔離して自宅療養ならぬトレキャン療養をさせていたのでエアコンビルトイン作業が完全に中断されてました。
おかげで家族内感染はゼロ!こういう時にはホント、自宅の離れとして使えるトレキャンを持ってて良かったなぁって思います!
おまけに…計らずも8月の酷暑をトレキャン内に監禁されていたのび太(妻)によるポータルエアコンの追加検証にもなりました。連日の炎天下でも「除湿運転にしないと寒いわ」とのコメントをいただいたこともあり…ポータブルエアコンでも設置方法を工夫する事で十分な実用性がある事がわかりました(´∀`*)
ではポータルエアコンインストール完結編、作業を振り返りながら書いてみます!
ポータブルエアコンを固定する!
エアコン本体の固定と室内側の補修に入ります。
まずは大胆に開口した隔壁を塞ぐべく再固定します。目立たない場所になりますので、簡単に室内側からステーを使ってビス固定。
ただしパネルがフラッシュ構造なので、断面を確認してビスが効く位置を確認してから作業します。
次にポータブルエアコン(以下ポタコン)本体はガスロッカー底面にビス止めします。
2019年モデルのアドーラ472はガスロッカー底板の強度を担保するために波板加工がされていますので、底板に密着していないところはさらにスペーサーを作成し挟んでビスで止めしました。
これだけでもかなりガッチリ固定されていますが、なんせ移動する車両への取り付けです。ポタコン本体と車内側の吹き出しユニットとズレたりすると嫌なので…本体上方をナイロンベルトで固定します。
ベルト自体はガスロッカーの壁面に、金属ステーで挟み込んでビス止めしておきました。
トレキャン室内側を補修する!
続いて内側。試作に使ったMDFでは強度的に頼りなかったので、シナベニアで吹き出しユニットとコントロールパネルを組み込んだ棚板パーツを作り直します。
後のトレキャンへの取付の事も配慮して、コントロールユニット側の棚板の切り欠き部分を大きくしてパーツ強度を上げるようにしています。
さらにプラスチックの厚み分を掘り込んで、棚板とツライチになるように加工。
こういう作業の時にいつも思うのが「持っててよかった電動トリマー」
使い方次第でいろんな加工が楽に、そして精巧に行えます(´∀`*)
プラパーツと合板は木工用多用途ボンドで接着。このボンド、木といろんなものが接着できて便利!
接着できたら段差やスキマをパテで埋めます。
硬化待ちの間にスタイロフォームで作ったダクトパーツの内側をブラックで塗装しておきます。
さらに内部の隙間をモノタロウタイシーラー(グレー)で埋めていきます。
タイシーラーって現場合わせで使う分にはスゲー便利で楽ですね。振動で割れたり剥がれたりしづらいし、水を含んで変質することもないみたい。
さて、ここまで下準備ができたら棚板パーツをトレキャンにビスで取り付けます。
悩んでいたリモコンの受光ユニットはこんな形で収めました。
貼り付け場所になるコントロールパネルのプラスチック部分は、厚さ1ミリまで削って薄くして室内側からの赤外線が届くように加工してます。
こんな加工もトリマーで行えばギリギリまで薄く削り込む事ができます!便利!
次いで吹き出しユニットにルーバーパーツを取り付けます。フロントウィンドウを開けておけば車内側・ガスコンパートメント側どちらからも手が届くように作業できたのでラッキーでした。
インテリア修繕の下準備をする!
パーツの継ぎ目には多用途パテを充填します。さらに壁紙下地補修用のパテで段差を目立たなくしながら、元のシートのデコボコのモールドも均しておきます。
化粧フィルムの貼り付け作業がしやすいように、両サイドの照明が仕込まれた飾り棚を取り外します。
照明カバーでアクセスできなかった棚板の端まで壁紙下地補修剤でモールドを埋めて…削りカス吸引用の掃除機と、缶ビールを交互に持ち替えつつwヒマに任せてサンドペーパーで均していきます
納得いくまでひたすらにペーパーをあてて…フィルムの端になるところなど、剥がれやすそうなところにはプライマーを塗っておきます。
サンゲツ「リアテック」を張り付ける!
当初は操作パネルや吹き出しユニットと違和感が出ないようにホワイトのシートを貼ろうかとも考えましたが、結局元のデザインに習って木目調のシートを選びました。
ちなみに今回使ったのはコチラの商品。
数種類サンプルを取り寄せた中から好みで選んだのですが…アドーラ2019年モデルの内装にはマッチしているのではないでしょうか。
元々のデザインに近いのはコッチかな〜(-“-;)
「サンプルの取り寄せ」と「現物確認」を数回繰り返したので、品番を決めるのにかなり時間をかけてしまいました。
ちなみに国内流通品している化粧フィルムでドンピシャ同じデザインシートがないのは、内装で使っている合板自体をアドリアで自社作成しているからのようで…
デルタさんに問い合わせした時に「時間がかかっても大丈夫なら取り寄せましょうか?」って提案があったのですが、今回の作業には活かせないと思ったのでお断りしました。
作業は手先が器用な小6の娘にお手伝いを依頼したものの、ホロ酔いミックさんの方が作業の足を引っ張り、シートを破いてみたり網戸に穴を開けてしまったり…ダメおやじっぷりを披露w
さて!ここまでできればゴールは目前です!
仕上げにコントロールユニットと吹き出しユニットの形に合わせて化粧フィルムを切り取って…
はい!「ポータブルエアコンのビルトイン計画」ついに完結です!
フィルムを切り抜くときに、「暗くてみえにくいなぁ~」って思いながらもライトを持ってくるのが面倒くさかったので手探りでカットしていたら…
やっぱり少しカット失敗してました(笑)
吹き出し口は目立たないように木目シートを貼ったままにしようかとも思ったのだけど…ベッド展開した時に上にモノを載せないように逆に目立たせる事にしました。
いかがでしょう!我ながら斬新なエアコンインストール記事になったと自画自賛しておりますが、皆さんからの評価・コメントやつくれぽをお待ちしております!(?)
ポータブルエアコン・ビルトイン計画まとめ
いやぁ〜終わってみれば当初の想定作業量を大幅に超えてしまいましたε-(´∀`; )
一番の原因はガスロッカーのアクセスハッチの開口部が思ってたより小さかったこと(笑)すんなり入ってくれれば作業時間は半減したのでは?と思います。
そういえば2021年からの現行モデルは、シリーズによってガスロッカー全開するようなデザインもあるので、こういう作業が楽にできそうな感じっスね。
とにかく、家庭用エアコンの取付よりも苦労した感はありますが、トレキャン内の雰囲気を損ねることなくエアコンをインストールできた事にはとても満足しています。
そして、空気の動線に配慮して、また、エアコン本体内部のムダな構造的なスキマをふさぐことで、ポータブルエアコンでも十分に車内を冷やすことができることも検証できました!
ただ、実用面を考えるとポータブル電源では容量的に運用は難しそうで、電源サイトの利用や発電機の持ち込み、あるいはAC100V給電ができる電源車の確保が最低条件になりますね…
ともあれキャンピングトレーラーのエアコンビルトイン方法の一例として皆さんの参考になりなればと思います。
あ、最後にひとこと。
マネしてやってみよう!って方がおられたら、アイデア料代りにアフィリエイトバナーからエアコン購入をお願いします(笑)
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