機械的な装備がほぼできましたので、アルテイシア(トレキャン)を牽引して公道&高速を走れるように、ETCの再セットアップと、車検証に追記する手続きをします。
ETCの再セットアップをしてもらう
最寄りの三菱自動車さんに車両を持ち込み。
納車時はETCを「牽引なし」でセットアップしたとの事だったので、 「牽引あり」にETCの再セットアップを頼みます。ついでにボールマウントにヒッチボールを取り付けと、リレーのバッテリー接続もお願いしちゃいます。
「バッテリー接続ぐらい自分でやれよ!」との声が聞こえますが…バッテリーの端子を外してしまうと再設定が必要になる車種があると言う話を耳にしたので、バッテリーへの接続はプロに頼んだんです。(実際には「特に気にせず作業すれば大丈夫」との事でしたが)
簡単な打ち合わせをしてピット作業に入って約10分後…待合のテーブルで連結検討の計算書を書いていたらピットクルーが申し訳なさそうな顔して登場。
『すみませんお客さん…車検証に牽引についての記載がないので、ETCのセットアップができないみたいです』
あ、それね!ちょうど今書類作ってるところっスわ!トレーラーの重量ならブレーキ有りで1,990kg無しで750kgですね!
『そういうことではなく…車検証に記載されていることを私が確認しないとセットアップ完了しないんです』
な、ん、だ、と⁈
車検証に牽引についての項目がないとETCの設定ができないとは…
ヒッチボールをボルトオンしてもらう
まあ、そういうことなら仕方ない。せっかく来たんだからヒッチボールの取り付けだけでもやってもらわなければ。
ところが続けてピットクルーがこう宣う。
『それと、ボルトの締め付けですが…サイズの合うソケットはあるんですが、規定値までトルクがかけられる工具がないので、トラック部門のサービスまでお願いできますか?』
…わ、わかりました。
っつーことで、紹介いただいたトラック部門『三菱ふそう』さんのサービスにお邪魔。すでに連絡を取っておいてくれたようでスムーズにことが運ぶ。
トルクレンチが使いづらかったらしく15分ぐらい格闘したそうですが、結局インパクトレンチの強力なヤツで締め込んでくれたらしい。
トルクは測定できてないけど、700Nはいってるんじゃないかって話でした。しばらく使ってみて緩みが出ないか確認してみます。
とにかくこれで機械的にはトレーラーが牽引できるようになったはずです!
トレーラー接続テスト
手慣れた感じでアルテイシアと連結。心配していたヒッチボールの高さもほぼ理想の高さ。
電装系のコネクタを接続し灯火類の動作確認をしてみると…
ウインカーが左右逆に連動…
ポジションランプが付かない…
おろ?なんじゃコリャ⁈
…明らかに配線ミスったな。
えと、どこが何の線だったかな〜、とコネクタの接続図をネットで探す。あ、これよ、これ。
現物と見比べてみたら…あれ?間違ってないケド?
ウインカーの左右が逆に連動してるんだから、グリーンとイエローの配線が逆に接続されてるって事だよな?
って考えながらさらに画像検索してたら…ん?こんな配線図もあるの?オイラが見てた図とミラー反転してるみたいだな。
てことは…ポジション(ブラウン)の反対側のピンは、やっぱりブラック指定!(未使用の空きポートですわ)
あぁ、なんか反対に配線してたんだな、オイラ。ってよく見たら、初めに見てた配線画像はトレーラ側のコネクタ配線だった…。
気を取り直してウインカーの左右、ポジションと未使用のピンを入れ替えて接続して再度灯火類のチェック。
今度は何も点灯しなくなった…(´;ω;`)ナゼ?
しゃあないので簡易テスター引っ張り出してきてコネクタ部分で通電チェック。ちゃんと信号は来ている模様。
パシッ!!
ココでうっかりテスターで短絡させてしまいヒューズを飛ばしてしまうorz
幸い手持ちの予備があったのでヒューズ交換。デルタリンクさんに電話して症状を伝えると「高確率で車両側のアース不良」との事。
ふむふむ、早速確認してみると、まだアース繋いでなかった…。さすがプロショップ、霊視でもしてるんじゃないかと疑ってしまうほどの的確なアドバイス。
アースを圧着端子で接続して、もう一度トレーラーを連結。灯火類の動作確認をしてみるとオールOK!
ふう。
車検証の記載事項を追加する。いわゆる950登録
メーカーに諸元表を送付してもらって、「牽引可能なキャンピングトレーラー等の車両総重量計算書」を作ります。
今回は数値を入力すると計算書を作成してくれる便利なWebサイトを使わせてもらいました。
ついでに三菱自動車さんに送ってもらった諸元表の画像を載せておきます。同じ車種で連結検討取ろうって方は参考にどうぞ。
岡山陸運支局で受付を済ませ、検査場の1番奥のコース内の検査官に書類を渡して待つ事数分…
チェックが済んだら、総合判定室でスタンプをもらって登録受付に書類を提出。手数料は必要ありませんが、形式上手数料納付書を記載して一緒に渡します。
程なくして950登録事項が記載された車検証を交付していただいて手続き完了!
滞在時間1時間ほどかかるものの、実質ほぼ交通費だけで950登録はできてしまいます。
これで今度こそETCの牽引ありセットアップができるはずです。
ETCの再セットアップ依頼再び…
お昼食べに走っていたらカー用品店「オートバッ◯ス」の看板が目に入ったので電話してみる。
ETC の再セットアップなら税込み2,750円で15分程度で終わるらしい。
お昼を済ませてお店を訪ねると、すぐ作業できるとのこと。ちょっとトラブルがあったものの、結局15分ほどでセットアップ完了。
三代目ヘッド車「アウトランダーPHEV」誕生!
さて、これで名実ともに三代目ヘッド車「アウトランダーPHEV」がロールアウトしました。
ほぼ全ての作業をDIYで行い、全ての牽引準備を完了するまで10日ほど、実作業日数2日、登録・設定に2日、延12時間程度、部品代68,160円(送料込み)、作業/工具代9,365円でした。
今後はボートやボード(ややこしい)を車載するためのキャリアを組んでいきます。…が、当面はトレキャンを牽いてのレジャーが中心になると思うので、いずれ(笑)
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