キャンピングトレーラーは2年毎に車検を受けます。もちろん我が家の“アルテイシア”も、もれなく2年ごとに車検で、今年は車検の年。
我が家は車検場である「岡山陸運支局」に近いので、ユーザー車検を受けることにしました。 もちろん、維持費を抑える目的もあります(笑)
まずはユーザー車検の申し込みをします。ネットからできるよ。
トレキャン車検のチェック項目予想
ボートトレーラーのユーザー車検は何度か経験してるんですが、トレキャンのユーザー車検は初めてなので、まずはネットで情報を集めます。ボートトレーラーでの経験と、先人の経験をもとに自分なりに点検項目を整理してみました。
- 車検証記載事項の確認(サイズや重量など)
- 灯火類のチェック(スモールランプ、ブレーキランプ、車幅灯、ナンバー灯、バックランプなど)
- 駐車ブレーキの効き具合
- タイヤと車軸の不備
- フレームのネジ、ボルト、ナットの緩み
- カプラー、慣性ブレーキのチェック
- 窓の開放制限
トレキャンには自走機能がないので、安全装置のチェックが主な項目で、ボートトレーラーの整備+窓の開放制限が措置されているか、といったところでしょう。
あとは後付け設備が多くなりがちなトレキャンなので、重量検査が入るとドキドキしますね。
“アルテイシア”は、ほぼ購入時のまま、いわゆる“吊るし”状態なので、まず大丈夫なハズですが、なんせ重量740キロ…。念のため外せるものは出来るだけ外して検査に臨みます。
灯火類が正しく動作するか確認する
ボートトレーラーのユーザー車検では一番気を使うところです。ボートトレーラーはランチング時に車体の9割ぐらいを水没させるため、電装系のトラブルが多く発生していました。
明らかに「点灯しない」とかなら対処は簡単なんですが、タチが悪いのは「ウインカーの点滅に合わせてビミョーにバックランプが点滅するとかいうトラブル。
どこかのアースが錆びて接触不良…って原因が多かったけど、怪しいところを1箇所ずつ整備していくってのが結構大変で、検査場で指摘されたときにゃ整備出来ずに後日出直しなんてハメに。
一方、トレキャンは雨ざらしではありますが、水没させることはないので、灯火類のダメージは少ないと思われます。
実際、連結状態で灯火類をチェックするも問題なし!
パーキングブレーキのチェック
ボートトレーラーの時はブレーキかけた状態でヘッド車を動かして、タイヤロックを見てましたが、トレキャンはどうするのかな?
検査方法はわかりませんが、多分合格すると思います。
なぜって、こんな事例があったから。
ある日、ヘッド車にトレキャン連結して「いざ出発!」ってタイミングでアクセル踏んでもぜんっぜん前に進まない。3000rpm吹かしてもビクともしない。
「あれ?おっかしいな〜、シフト入れてなかったか?」って確認してもDレンジに入ってる。サイドブレーキも下ろしてるし、トレキャンに輪止めでもしたままになってんのかな〜、って降りてトレキャン見てみると、パーキングブレーキ解除してなかっただけw
4.2Lのエンジンであれだけ引っ張って動かないなら合格でしょ(笑)って事で整備パス。
タイヤまわりのチェック
タイヤは1年前の納車時に新品のスタッドレスを組んでくれたので問題なし。取り付けナットも緩みはなし。車軸やベアリングはジャッキアップして回してみても異音や引っ掛かり感がしないので問題ないでしょう。
これは以前ボートトレーラーで聞いた話。ハブベアリングに異常がある事に気が付かずに高速道路を牽引していたところ、発熱して車軸が切断し脱輪!弾みで積載していたボートが脱落して道路を滑走したそうな。
大丈夫だと思っても、適当なタイミングでプロの整備を受けるべき箇所だと思います。
フレーム構造に不備がないかチェック
ボルトやナットに緩みが出ていないか、サビなど酷く腐食している箇所がないかなど目視しておきます。検査場では小さなハンマーのような器具でボルトナットを叩いて音で判断しているようです。
今までこの項目で何か指摘を受けたことはありませんが、指摘されたらすぐに対応できるように、サイズに合った工具を積んでおきます。
カプラーと慣性ブレーキの動作チェック
この辺りのチェックはプロスタッフに見てもらう方がいいと思います。
カプラーはロックサインが付いてるので動作チェックの目安がありますが、トレーラーのブレーキは動作確認がしづらいですね。
車体のダイエット
最後に出来るだけ車体を軽くします。
まずは引き出しや収納を空っぽにします。引き出しは、できるなら引き出しごと車外に出してしまえば後が楽なんですが、今回は中身だけ。で、出したついでに食品類の賞味期限をチェック。期限切れはポイして、期限が近いものは先に消費できるように分類しておきます。
次に上水タンク、グレータンク、ブラックタンクなどは全てカラにしておきましょう。
最後に重力級の積載物を降ろしていきましょう!
- 液晶モニター1台
- プロパンボンベ2本
- バッテリー2発
- スペアタイヤ1本
これだけで、ざっと80キロ近くダイエットです。
もしもこの状態で重量オーバー!とか言われたら、ベットのマットとリアダイネットのソファーとテーブルを外してリベンジ検査するつもりです。
ここでデルタさんからコール
前日に車検証の記載事項で問い合わせしてたので、折り返しの電話がかかってきました。
…はいはい、あ、そうですか。わかりました、記載事項間違えてないって事ですね。お手数おかけしました。
『ところで、ミックさん、ユーザー車検受けられるおつもりですか?』
ええ、そのつもりですが…何か?
『あの…ですね、できればウチで車検させてもらえないでしょうか?と言いますのも、キャンピングトレーラーって後付けの設備が多くて、おそらくミックさんのトレーラーも重量検査で不合格になる可能性が…』
(…大人の事情か…)そ、そうなんですね。ではお願いします。
ここまで準備して、結局ショップに依頼することになったキャンピングトレーラーの車検でした。
ちなみに、デルタリンクさんでお願いした車検代は…
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