【ホントに】FRPでびゅー【衝動買い】

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◆ ミックさん史上オークション最高額入札
12フィートパントで出撃した琵琶湖で再び「沈」の恐怖を味わった後、小さくてもFRPボートが欲しくなったミックさんは一般に普及していたインターネットで手軽なバスボートを物色し始める。
当時けん引免許不要なサイズのFRPボートの選択肢としては
①ポパイの和船っぽいヤツ
②スナガの小型バスボート
③HOPEのトップガンシリーズ
④レンジャーの15フィート
ぐらいしかなかったと思う。
新艇でオーダーできればよかったのだが、相変わらず貯金習慣のないミックさんには手が届かない存在だった。
そんなある日、ヤフオクでトップガン465が出品されているのを発見!!!これしかない!と思ったミックさんはNに共同購入を打診した!
Nの返答は『とにかく落とせ!金は・・なんとかなるんじゃね?!』だったw
終了間際まで競ってくるヤツがいたが、なんとか130万で落札できた。現物確認もしないで高額商品にガチで入札していったのだから、頭の中がかなりハジけていたのだろう。今までで一番熱いオークションだった・・・・
出品者とやり取りをしつつヒッチメンバーを手配した。数日後届いたヒッチをミックさんのSUVに装備し、二人合わせて用意した現金130万円をにぎって三重県まで落札したボートを引き取りに向かった。
片道4時間程の行程だったが、いつも通りテンション高めの移動はあっという間だった。
先方に到着したのは日が暮れてからだった。挨拶もそこそこに早速ボートを見せてもらう。

『ヤッベぇコレw』
『カッコ良すぎるw』

アルミボートとは比較にならない、FRP艇が醸し出すバスフィッシング感に酔いしれた。
現状確認としてエンジン始動。陸上で回した船外機の爆発音にビビりながらも、直感で機関の調子が良い事を理解した。
現金入りの分厚い封筒を渡し、船検証やトレーラーの車検証を受け取った。これからいろんな手続きもしなければいけないらしい。名実ともに完全なマイボートになるのはもう少し先のことになりそうだ。
◆ 初めてのトレーラー牽引
ソレックス製のヒッチメンバーにソレックス製のトレーラーを連結。カプラーを接続してランプ類のチェック。脱落防止のチェーンも引っ掛けて合体完了!!先方に別れを告げて早速帰路に着いた。
初めての牽引。車の後ろで『ギチッ・・』という金属が軋む音がする。車が後ろから引っ張られる慣れない感覚。
何をするにもミラーで確認。右左折もかなり大回り。慎重というかビビっていたというか、とにかく安全運転で最寄りのインターに向かっていたところ、最初の試練が訪れた。
『・・・なぁ・・・・道間違ってね?』
土地勘の全くない場所だったのでどうやら曲がるところを間違えたようだ。
しばらくUターンできそうな場所を探して進んだが、だんだん道が狭くなる。
2車線が1車線になり、街灯もない真っ暗な山道になったころ、突然やや広めの駐車場がある建物が現れた。
ここならトレーラーごと切り返して元来た道を引き返せそうだ・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・!!!!

『はっ!!このシチュエーションはトレーラー運転の最難関、バックで車庫入れではないか!!』

初牽引に慣れる間も無く突然訪れた上級テクニック『バックで車庫入れ』に慌てるミックさんとN。
しかも、周りは真っ暗でほとんど何も見えない。
とは言え、ここで方向転換をしないと事態はもっと悪いほうに転がることを直感していた二人は、覚悟を決めてバックで切り返すことにした。
頼りないNの誘導の元に、これまた頼りないミックさんの運転。思い通りいくはずもなく、なんとか方向転換をするまでに10分以上かかってしまった。
『いやぁ、やればなんとか出来るモンだなw』
『おぅ、それなりにセンスあるんじゃね?w』
『Nも誘導絶妙だなwつぎはNやってみろよw』
『おう、余裕っスwww』
トレーラー初牽引から十数分後に訪れた難関をなんとか切り抜けた2人は
さも武勇伝のように互いの働きを称えあいながらさらにハイテンションで高速を飛ばしていたが
狭い場所ではトレーラーを切り離して方向転換すれば簡単なことにミックさんが気付いたのは
トレーラー牽引経験10数年が経ったごく最近の事だった・・・・・・・

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